「りな先生…お元気で…」



「由愛もね。がんばってよ」



「りな先生もがんばって赤ちゃん産んでくださいね…!」



今日はりな先生がここからいなくなる日



先生は、私が教わっていた上田先生という先生と結婚し、赤ちゃんができたから産休に入る



それだけだったらよかったんだけど…



「なんで教師もやめるんですか…」



「引っ越すのよ。それで、向こうで教師やるの」



そんな…



りな先生ともう会えないの…



「由愛、元気だして〜!赤ちゃん生まれたら写真送るから」



「絶対ですよ…」



「うんうん」



「りな先生〜車来ましたよ〜」



「あ、はい。じゃあね、由愛」



「先生お元気で…」



「泣きすぎ〜目腫れちゃうわよ?」



「私目腫れないんで大丈夫です…」



「そうなの?なら、いいけど。もう行くわね?」



「さ、さようなら〜」



「バイバイ。みなさん、本当にお世話になりました。ありがとうございました」



と言ってりな先生は出て行った



「う〜…」



「いつまで泣いてんだよ」



「ぐどうぜんぜ〜」



「泣きすぎ」



「涙腺が緩いんです、私…」



「今から会議だぞ?」



「それまでには泣き止みます…」