「なんで〜?」



「馴れ馴れしいんだよ」



「いいじゃん〜」



ちっ…こいつ…



「生徒の前では呼ぶなよ」



慎にはなに言っても無駄か…



「はいは〜い」



本当に大丈夫かよ…



「あ、あとさ〜見回り俺と由愛ちゃんなんだ〜」



「は?」



なんでこいつと2人なんだよ



「ていうか、なんでそれを俺に言うんだよ」



「さぁ〜?」



ニヤニヤ



こいつ本当になに考えてんのかわかんねぇ…



慎と由愛が2人きりになったら絶対なにか由愛に余計なこと言うな…



「俺も一緒に回る」



「紘人ならそう言うと思った〜」



確信犯かよ



くそっ…俺もなめられたな



「それよりさ、由愛ちゃん遅くない?」



そういえば、あれから結構時間たってるけど中々こないな…



「確かに」



「そろそろ来ないとやばくない?生徒が来ちゃうよ」



時計を見ると、あれから1時間ほど経っていた



おいおい、大丈夫かよ…



なんて思っていた時ーーー



ガラガラーー



「はぁ……はぁ…」



由愛が来た



「セ、セーフ…」



いや、アウトだろ…



「宮本先生!!」



「はい!!!!!!」



「なにやってるんですかっ!遅刻ですよ!!」



うわ〜中村先生ご立腹…