工藤先生と結ばれた日。



一緒に暮らそうと言ってくれた。



最初はびっくりしたけど、すごくうれしかった。



そして、今日は同棲初日…



「き、緊張するよ〜〜」



準備ができた部屋で1人悩む私。



同棲なんて初めてだし…



大好きな先生と一緒にいれるのはとても幸せだけど…



やっぱり緊張する…



ピーンポーンーー



心の準備ができないまま、工藤先生が迎えに来た。



といっても隣だけど…



「荷物。」



「え?いいですよ、これくら…」



断ろうとした私を無視して手から荷物を取った工藤先生。



最後まで言わせてよね。



若干、キレ気味で入ると



「お前の部屋ここだから」



と言われた。



「ありがとうございます…」



「なにかあるといけないから俺の隣な」



「はい」



そういう所が優しいんだよね…



いつまででも変わらない。



だから、好きなんだよね…



「なに?」



見つめてたら怪訝そうにこっちを見てきた。



「あ…いや…今日からよろしくお願いします!!」



「最初来た時の挨拶みたいだな」



そう言って笑う工藤先生。



「あの時はまさか工藤先生と再会するとは思ってもいませんでした。」



「俺もだよ。20歳になっても来なかったし、お前」