「ふざけんなよ…」



『本気ですよ?それじゃあ…がんばって見つけてくださいね…』



「おいっ…ブチッ…プープープー」




早く由愛を見つけねーと…



だけど、どうやって…



電話しても出ねぇし…



なにか特定できるものがあればいいんだけど…



なんて思いながら携帯を眺めていると



「あ!!」



GPS機能…



あいつ付けてるのかな。



とりあえず、調べてみるか…



俺は急いで由愛の居場所を調べる。



いた…



おい…ここってホテルじゃねーか…



まずいっ…!



早く行かないと由愛が危ない!



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何号室だよ…!



受付に聞くか…?



教えてくれるとは思えないが、おもむろに開けるよりはましか…



一か八か受付に聞いてみるとあっさりと教えてくれた。



俺は急いで部屋に行く。



そして、ドアノブを回してみるとドアは開いた。



部屋に入るとそこにはベッドに手を縛られている由愛とその上に跨っている見知らぬ男がいた。



ん…?



ちょっと待てよ…



こいつ、確か原田と前一緒に歩いていたやつじゃ…



やっぱり、あいつが指示したのかよ



俺はゆっくり近づいて見ると信じられない光景が目に映った。