あまりにもひどかったのか、泊まると言い出した。



看病してくれるのはありがたいが…



持つかな〜俺の理性。



心配だけど、1人でいろいろやるよりはましか…



着替えを持ってきて戻ってきた由愛がおかゆを作ってくれたから食べさせてもらった。



照れながらもちゃんと食べさせてくれたから全部食べた。



あいつ、料理上手いんだな。



すごいおいしかった。



だから、素の笑顔でおいしいって言ったら顔を真っ赤に染める由愛。



「なに顔赤くしてんの…」



「だ、だって工藤先生が…」



「俺がなに…?」



顔赤くするようなことしたか?



すると、由愛は俺が想像つかないことを言った。



「そんな優しい顔で言うから…かっこよくて…」



…なんだこいつ。



かわいすぎるだろ。



熱上がったらどーすんだよ。



「バカ…熱これ以上上げるな…」



俺がそう言うと、由愛はすみませんと謝って治してくださいねと言った。



熱のせいか、普段の俺からは信じられないことを言ってしまった…



薬を飲んだからか眠くなった俺は、由愛が出て行った後、すぐに眠りについた。



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ん…



もう昼か…?



結構寝たな…



ふと、左手に温もりを感じた。