しかも、ここで寝ちゃったし!!



ん…?



なんか右手が温かいような…



「わーーー!すみません!」



「なにが?」



「握りっぱなしで寝ちゃって!起きづらかったですよね!!」



「そのままでよかったのに。」



「いやいや!!工藤先生、熱は?」



「だいぶ下がったけど、まだ頭痛い。」



「そうですか…熱下がったならよかったです。」



「うん。由愛の寝顔見たから治ったのかもね。」



「え?今なんと…」



「寝顔見たから治ったのかもねって言った。」



「ね、寝顔見たんですか?!」



あんなブサイクなのに…



「うん。」



「はぁ〜見苦しいものを…」



「なんで?全然かわいかったけど。」



「またそうやって…」



「まじだって。かわいすぎて襲いそうになったし。」



「お、おそ…?!」



「そういう反応とかもやばいから。」



「……………」



ど、どうしたの?!



「はぁ…もうさお前かわいすぎ。高校の時よりかわいくなってねぇ?」



「変わりませんよ…そんなにかわいいかわいい言わないでください…」



「悪い、悪い。風邪でおかしくなったのかもな。」



本当におかしくなったんじゃ…?



「まだ治ってないんですからもう少し寝てください!!」