工藤先生と初詣に行ってから1週間がたったある日。



私は暇だな〜と思いながらなにしようか考えてた。



ブーブーブー



ん?



電話…誰からだろ…



「もしも〜し」



『由…愛…』



「え、なに?!幽霊?!私、嫌いなのー!嫌だー!」



『ちが…ブチッ』



プープープー



あ、切っちゃった〜



それにしても、誰からだったんだろ?



着信履歴を見ると…



「工藤先生?!?!」



幽霊だと思ってた電話は工藤先生からだった。



やばい…切っちゃった〜じゃない!!



今から部屋に行こう…うん。



急いで部屋に行ってインターホンを押すと



「ゴホッ…誰が幽霊だよ…」



そこにはいつもと様子が違う工藤先生がいた。



「どうしたんですか?!」



「ちょっと…な…ゴホッ」



「とりあえず、中に入りますよっ!!!」



そして、工藤先生を寝室に連れて行きベッドに寝かせた。



「辛そうですけど風邪ですか?」



「みたいだな…」



「熱はあるんですか?」



「わかんねぇ…」



私は、おでことおでこを合わせて熱をはかった。



う〜ん…すごく熱いのは確かなんだけど…



何度かわからない…



「近いんだけど…体温計ではかれよ…」



「だって、どこにあるかわからないんですもん。」