ブーブーブー



「もしもし」



『もしもし由愛?あけましておめでと〜!』



「綾おめでとう。今年もよろしくね。」



『よろしくね〜今年もたくさん遊ぶわよ。』



「うん!」



『じゃ、またね〜』



ブチッ



プープープー



え、そんだけ?!



綾らしいというかなんというか…



今日は1月1日。



新年です!



今年で27になるのか…



歳とったなぁ…



なんて思っていると再び携帯が鳴った。



見てみると、工藤先生からメールが来ていた。



"今から部屋に来い。"



今から?!



ていうか、なんか怖い文面だな…



なんだろ…



私は、適当に服を着て工藤先生の部屋に行った。



ピーンポーンーー



ガチャーー



「意外と早かったな。」



「あけましておめでとうございます…」



「おめでとう。入れ。」



怯えながら工藤先生の部屋に入る。



「そこに座って。」



工藤先生に言われた通り、ソファーに座る。



「ど、どうしたんですか…?」



「これ。なに?」



そう言って見せて来たものは…



「あ、これ…」



工藤先生に宛てて書いた年賀状だった。



「どうしてこれ送ったの?」



「え〜っと…今までのこと伝えたくて…」