そう言って笑う美雨さんは、今度は優しい顔で笑っていた。



「それに、朔弥は幼なじみとしか見れないですし…」



「好きだった時とかなかったの?」



「ありましたよ!初恋でした。だけど、気持ち伝えられないまま終わってしまって…その後ですかね、工藤先生に出会ったのは。」



「そうなの…でも、由愛ちゃん。いくら幼なじみでも簡単にのこのこと着いてったらダメよ?男はみんなケダモノなんだから!」



「そうなんですか…?」



「そうよ?!ダメよ!!紘人も同じよ!!」



「工藤先生ならわかります…」



いつもキスしてくるし…



「ふふふ。紘人も大変ねぇ〜こんなかわいい子ほっとけないわ〜」



「美雨さんのほうがかわいいですよ…」



「あら、由愛ちゃん!顔赤くしてかわいい〜もう〜紘人だけずるい!あ、由愛ちゃん今日泊まって!」



「泊まりますっ!!!!いいんですか?!」



「もちろんよ〜由愛ちゃん泊まったら一生手放せなくなりそうだわ〜あ〜紘人からとっちゃおうかしら…」



「み、美雨さん?!」



「冗談よ〜ささ!今夜はたくさん飲んで話すわよ!」



朔弥の告白にはびっくりしたけど、美雨さんとお泊まりできることになったのはうれしかった。



お酒を浴びるように飲んだ私たちは次の日二日酔いで苦しむことになったのでしたーーーーーーーーー