** 飛翔 **




僕はその先客、もとい朝倉 琉伊の前に座る。


あの雨の日、僕をスルーした彼女。
あれ以来あってなかったなあと今更ながらに思う。





そういえば、大河と結羽と同じクラスだった気がする。色々と噂は回ってくる。

僕も色々と家の事で忙しかったから、こっちに手が回らなかった。



と、独りで考えていると
ふと、彼女が目にしていただろう、本…
卒業アルバムが目にはいった。







何故、彼女が過去の卒業アルバムを見ていたのかー…