夜中のコンビニエンスストア。
店員さんは男の人で、僕たちに好意の目を向けている。
そりゃ、そーだ
だって僕たちは飛翔だもん
いつも通り、夜の見回りに来てて
そろそろ帰るってなったときに大河がお腹すいって言ったからコンビニに寄ることになったんだけどぉ~
悩んでるんです、ぼく。
次に食べる飴の味に。
僕にとっては重要なのっ!
「腹へったんやて
帰ろーや、食べよーや」
僕のとなりでずーっと大きな声で話すもんだから、ブドウかももか決められない…
「結羽、お会計は自分で払う?」
ちーちゃんがやさしく僕を急かす
いつもはみんな一緒にお会計するから、僕が早く選ばないとお会計出来ないのだ
「チビ、さっさと決めろや」
桐くんもちょっとイライラしてるみたい
仁くんはもう外に出てて、煙草を吸ってる
「うーん…
じゃぁぁぁぉぁ、こっち!!!」
決意して取ったのは
レモン味