** 飛翔 **



名前秘密とかいうから答えたった。



女は目を丸くして、俺を見上げた
仁もいたのかといつもの優しい目で俺をみる


仁は知ってるからな
俺がこういう女が苦手やってこと







「よいしょっ」

俺はいつも通りの明るいおちゃらけた自分を出した



「寝てたか、わりぃな」

仁が眉を少し下げた。
1歳しか歳変わらんのにほんまに大人びてるわ



「何で転校生がおるん?」

一番聞きたかったことを唐突に聞く






少し遅れて

「解放されたかったから」

ブラウンの瞳で俺を真っ直ぐにみる、転校生



何に解放されたかったんかは、聞いても教えてくれなさそうやから敢えて聞き返さんかった







「次、昼だろ
飯買いにいくか」

仁は、俺になのか転校生になのかわからないがそう問いかけた