** 飛翔 **




「屋上いきてぇか」

気付けばそんなことを口にしていた。





それは自然に出た言葉で、この女なら別にいいかなって直感で思ったからであろう






「あたし、飛翔の人じゃないから」

微かだが困ったように眉を下げる。




「そんなの関係ない
俺が許可したら大丈夫だ」

「…偉い人なんだ」


……本当に俺のことを知らねぇのか、この女は


俺は内心驚いたが、それを表にはださないように注意を払った。





無言で歩き始める。
目的地は、屋上。。。






後ろから、女は着いてきているのを感じながら