** 飛翔 **






「……」


「あ、無くなった」




…何だ、この女

普通にそう思った。仮に俺のことを知っているとしても普通に話すか?




「屋上に行きたいんだけど、行き方知ってる?」


無表情なのだが、どこか儚くて消えてしまいそうで





「屋上は飛翔の奴しかはいれねぇ」

と一言話すと



「飛翔…」

少し驚いたようだったが

「そっか」


といって一瞬悲しそうな顔をした。






「お前、しらねぇのか」

この学園の生徒はみんな知ってる暗黙のルールだ。なのに知らないということは転校生か。

と、いつも通り一人で考えていた