中でも一番化粧が濃い女が、俺の目の前に来た。
「桐様、お見苦しい所をお見せしてしまい申し訳ありませんわ。
少々無礼者がおりましたので、排除しようとしていましたの」
上目遣いとやらで俺を見るその女。
バカらしい。
お前に何の権利があって"排除"とか口にしてんだか。
「…うせろ」
そう考えていたら、口からその言葉が出ていた。
「ですってぇ、転校生さん♪
桐様からのご命令よ、うせなさい」
その女は何か勘違いして"転校生"と呼ばれた奴の方を向いてニヤニヤ笑っていた。
その周りの女共も。
ーーー…ガチャーーーーンッッッ…ーーーー、
俺はイライラが達して、近くにあった机を蹴った。

