俺らが住んでいるところから車で約4時間のところにある、
千尋の家の持ち物の別荘についた。
今日から1泊、
幹部5人と琉伊、それから善さんたち3人で過ごす。
龍臣さんと圭一郎さんは仕事終わり次第向かうそうで
先に俺たちだけでBBQの準備など進める。
「それにしても、ちーちゃんの家って
本当にお金持ちだよね~」
「こんな別荘もってるもんな」
チビとバカが荷物を運びながら話していた。
「僕がというよりかは祖父がね~」
あの作り笑いの千尋を久しぶりにみた
確かに千尋の家はお金持ちだと思う。
そもそも病院もってる時点で住む世界が違うと
小さいころは思っていた。
仁と千尋がどういう風に知り合ったか興味ないから聞かねぇけど。
千尋は千尋なりに苦労しているらしい
お金持ちの家で一人っ子で男だと期待の掛けられ方が
他と違うらしい。俺は母親と縁切ってるから知らねぇが。
「琉伊、体大丈夫か?」
仁の声が聞こえた
「ん、平気」
少し眠たそうな琉伊の声もする
「起きたのか、寝坊助」
と琉伊をからかうと
「髪の毛セットしてるのに、はねてるよ」
返された。
ちゃんと朝セットしたのに悔しい。
こいつにはそういう風に言われてもあまり怒りはない
寧ろ自然に話せることが素直に嬉しいとまで思う。

