** 飛翔 **





「…どうにも出来なかったんだもん…



こっちにきてから本当の友だちは出来ひんかったし
関西弁はバカにされるしいじめのターゲットに最適やってん、うち


女の子って大変やのお前にもわかるやろ



上部だけでも気に入られとかんと
後がこわいねん。一人は嫌やってん




うちはずっと
大河と二人でいたかってん。ずっと戻りたかってん。







でも今の生活に慣れへんとやっていけへんからって
大河を利用した。

うちは最低な人間ってのもわかってたけど
学校で一人になる苦しみは選びたくなかってん





でも大河からも見放されたとき、残ったのは孤独




アホやなぁって思ったけど
大河に合わせる顔もあらへんしできひんかった」