** 飛翔 **



「いったぁ
お前いきなりなにするん?!」

華蓮は琉伊を睨んでた

周りが修羅場きたーって話してるのなんかは
二人には聞こえてないみたいやってん





「その痛みは
彼が受けた痛みの100分の1にもならない。

大切だと思ってきた幼馴染みから裏切られる痛みは
もっともっと痛かったはず」

そう語りだす、琉伊。
俺は何か言わへんと、と思うけど琉伊から目が離せんかってん



「貴方は彼のこと好きだったんじゃないの?」






「お前に…お前に何がわかるん…」

ぼそっと口を開く華蓮。
目に涙がを溜めて琉伊を睨んでるのがわかる。



「さぁ。あたしにはわからない。

上部だけの友だちに気に入られようとして
大好きなお馴染みを裏切ったその気持ちは」

そう琉伊が言葉にすると
華蓮の目からはポロポロと涙が溢れた