「おい、チビ
一人で百面相してんなよ、きもちわりぃ」

煙草を消した桐くんがぼくの頭をたたく。


「百面相してないしっ!
てか、桐くんも飾りつけしてよ」

「俺は荷物取りにいく役割だ、ばーか」

「むむむ
それって車で取りいくから、楽じゃん!」

「あったりめーだ。
俺がわざわざキツいことすると思うか?」



にやっと笑う桐くん。
同じ年なのに身長も頭脳も負けてるから
すっごくすっごく悔しい!!!!


もう、怒った!
桐くんのばぁぁぁぁか!!!!




そう叫んで、
飾りつけをしに戻るぼく。