** 飛翔 **



「でさ〜
ユウタがね、うちのこと本気とかいっちゃってんの!」

「まじでぇ?
身の程知らずじゃんっ」


「つかさ、気づかないのかな?
あんたじゃなくてその周りがお目当てです!って」

「所詮、引き立て役っしょ〜〜!!!!」



ぎゃはははと笑う女の子たちに俺は少し過去を重ねる。






「いやぁ、でもおかげでイケメンに囲まれてます!!!!」

「知らない人いないもんね、羨ましい〜っ」

「ユウタ、バカじゃんっっっ」






"知らん人なんかおらへんもん"

"おかげでイケメンに囲まれてんねん"

"大河もかっこいいけど、引き立て役みたいなもんやで?ばかやもん」




昔のことがフラッシュバックして
手が震えだす。思い出したくも無いのに、こうして思い出してしまうんはなんでやろ。
はよ、忘れたいのに。