** 飛翔 **



「琉伊はそれでいいのか?」

仁は琉伊ちゃんを見つめて言った



雌の子たちがどんなに足掻いても手に入れれない
飛翔の姫という地位。

それを琉伊ちゃんは遠回しにいらないと言っている。

特別扱いはしない
それは他のメンバーと一緒ということだから



「それがいいの」

静かにそう呟く琉伊ちゃんは本当に美少女だと
場違いながら僕は思った。






「はっ、やっぱ名無しの権兵衛はちげぇな」
嬉しそうに笑う桐がいて

「るーちゃんと本当の仲間になった〜!」
琉伊ちゃんに抱きつく結羽がいて

「俺はそういうと思っててん」
何故かドヤ顔をする大河がいて

「わかった」
決意のこもった瞳で琉伊ちゃんを見つめる仁がいて



「やっぱり琉伊ちゃんってすごいな
僕の想像以上にすごいよ」