飲み物をそれぞれの場所に置いた時、
幹部室の扉が開いた。
「遅くなっちゃってゴメンね〜」
そんなテンションで善さんが戻ってきた。
後ろには少し目が腫れているような感じの琉伊ちゃんがいた。
もしかして泣いた…?
と疑ったのは僕だけなのだろうか
「兄貴、それで…」
仁は腕を外し、善さんに聞いた。
「うん、琉伊ちゃん、ここの出入り良いと思う。
俺は琉伊ちゃんなら仲間にしても先代として許可できるよ」
そう言った時、かすかに悲しそうな顔をしたのはなぜなのかな
善さんが言ったその言葉に仁も桐も結羽も大河もほっとした表情になる
「でも…」
善さんの言葉の後に続いたのは琉伊ちゃん本人。
「縛らないでほしい。
守ってくれるのは嬉しいけど縛らないで。
特別扱いもいらない、みんなと一緒がいい
それがここに入る条件」
凛とした表情で言う琉伊ちゃん
その隣で優しく笑う善さん
この2人って本当に今日が初めてなのかな

