そして俺が琉伊を連れてきたところ。
倉庫の裏の秘密の場所…。
アスファルトの向こうには海が広がっている。
ここは俺たちの代でみつけた秘密の場所だ。
倉庫の裏なのに
誰も知らなかったところで多分仁たちも知らないと思う。
琉伊が迷子になったとき、此処にいてみんなで必死に探した時のことを思い出して少し心が落ち着いた。
「…久しぶりだね、琉伊」
そういって彼女…琉伊を見つめる。
この時をどれだけ待ったことか…。
この数年間ずっとずっと待ってた。
たかが数年
されど数年
"俺たち"が待っていたのは
君の…君たちの帰りだったんだから。

