** 飛翔 **





トントンー…


幹部室の扉を叩く音がした。





「どうぞ~!」

結羽が返事をする。






「…ちょっと早く着いちゃったけど
大丈夫?」

と、登場したのは俺の兄貴。


「わぁぁぁあ!善さんやんか!」

「おおおおたおひさしぶりでででふ!」


結羽、噛みすぎだろ。





そう。
琉伊のことを紹介というか認知してもらうために呼んだ。

琉伊のこと話したら
"一目みてみようかな"と言ったからだ。



引退してからはあまりこっちには顔出さずに家のほうの仕事…組関係の仕事してたからみんなに会うのは久しぶりだな。




「はは

みんなおっきくなったねぇ~!
そりゃぁ、仁もおっきくなるわけだ」


このゆるーい感じ
多分全然変わってないのだろう。



「ご無沙汰ですね」

千尋は何度か会っているから
久しぶりではないな。



「…ども」

桐はどうも兄貴が苦手らしいがな。




「善さんが来たってことは~!

るーちゃんのお披露目?!」

「るーちゃんっていうのが
今度お姫様になる子なの?」

「むっちゃ無口なんっすよ!」


大河と結羽は嬉しそうに話す





俺はふと琉伊をみた。






………琉伊…?