「何かここを潰すためだけに水面下で集まったチームだっていつてたよねぇ」


「胸糞わりぃ笑い方で
かなりイラついた」


「ネーミングセンスあらへんで笑うてもうたわ」


と、ぼくらがさっきあったことを話してると。





「…なるほどね」

と、眉間に皺寄せながら表情を固くするちーちゃん。

「何かわかったか」




「…最近…
ネット社会ではね、"ある信者"が多いんだ」

「ある信者ってぇ?」

ぼくらが聞き返すと


「うん、零(ゼロ)信者って言われてるんだけどね…

僕ら裏の者たちはそれを"K"と呼ぶ。
つまりあの凶悪と言われる殺人者"K"の信者だよ。」







しーん…とする幹部室。




「…その信者たちと鉄が関係あるんか?」



「うーん…。
憶測だけど、その信者たちが結成したのが鉄(メタル)なんだと思うよ

何故零(ゼロ)信者たちが僕ら飛翔を恨むのかはわからないけどね。」






えええ、何か急にすごーく怖いなぁって思った。


と、ふとるーちゃんを見ると…

闇に染まったような瞳をしていた。




「…るーちゃん大丈夫?」

とぼくが問えば


「…うん、大丈夫」

と笑って返してきた。






てか、まず!


るーちゃんを連れてきた主旨を説明しないとじゃんかぁ!