「誰だ、てめぇは」
桐くんがごもっともな発言をする。
「へへへっ。
俺たちはなぁ、鉄(メタル)だ」
ださっ。
と笑いそうになるのを我慢する。
「聞いたことあらへんなぁ、そんなキラキラネーム」
大河は笑いながら答える。
ぼくも聞いたことない
というか、思いっきり笑いたい…。
「知らなくて当然ですよ。
この鉄は貴女方、飛翔を潰すためだけに全国各地から集まり水面下で結成されましたから」
ロボットみたいな抑揚のない声と、
何も考えていないような色のない目で話すのは眼鏡の人。
「へへへっ。
そーいうことだよ。とりあえずな今日はお手並み拝見なんつってな」
そういうと他のやつらが一斉に殴りかかってきた。というより、鉄パイプを振りかざしてきた。
「チッ」
桐くんが眉間に皺寄せながら確実に相手を倒していく。
「鉄パイプはこうやって使うもんちゃうで~」
チャラチャラしながらでも
攻撃を避ける大河。
「ぼく面倒くさいことだーいきらいっ」
ぼくも小さいだけに動きは速いほうで
急所を狙っていく。
「へへへっ。
さすがだなぁ、飛翔も」
へらへらにやにやするコイツ、
ほんっとに蹴り飛ばしたいなぁ~と思いながら目の前の相手を倒していく。
「データ通りですね。
矢神の喧嘩の仕方といい、瀬川の瞬発力、鳥井の避け方」
「へへへっ。
まぁ、お手並み拝見だからなぁ」
でもこんな会話してるなんて
正直思ってなかった。

