朝倉琉伊が聖河学園にきて 1ヶ月半が経とうとする。 梅雨の季節もこえ、夏にまっしぐらだ。 あの日以来、 琉伊が倉庫に行くこともなく また、飛翔のメンバーともつるむことなくいつも通りの日常を送っていた。 すこし変わったことといえば 教室で結羽、大河、桐と話すようになったこと それと他のクラスメイトとも 挨拶をするようになったことである。 担任の松屋も内心ほっとしていたのは ここでの秘密にしておこう。