** 飛翔 **




…少しの沈黙。



「おい、バカ大河
鼻血きったねぇぞ」



「…#$.+*%%*\!%&$!!!!!!!!!」


大河は幹部室を飛び出していった。





「あれ、琉伊ちゃん来てたんだ~」

と千尋がいう。


「千尋、知ってたのか、琉伊のこと」

俺は千尋が知っていたことに少し驚いて聞いた。



「うん。まぁね~」


「すっごく無理矢理な作り笑いする人だよね」

と首を右に傾げ、こてんっとする。



そんな仕草が"カワイイ"と思ってしまった。





「お前もコイツのきもちわりぃ顔見抜いたのかよ!」

と桐は物凄く驚いていた。
無論、俺もだ。





「きもちわりぃ顔って心外だなぁ、桐!
琉伊ちゃんももう少しオブラートに包んでよ~」


ははっと笑う千尋の今の笑は、本当の笑顔だった。



「普通に笑えるなら最初からそう笑えばいいのに」

「俺も名無しの権米に賛成だな」






と二人で言うと千尋は
二人ともいきあうね~と更に笑顔になっていた。




琉伊…

やっぱり俺たちを変えてくれる存在な気がする。