「ほら、琉伊!」
バカ大河がその女に向かってタオルを投げた
名前、琉伊って言うのかと思いながらそいつを見ると…
雨に濡れたせいかうっすらと下着が透けていた。
……
気づいてるよな?
仁もバカ大河もこれは気づいてるよな?
「おい、バカ大河
この名無しの権米に服ねぇのかよ」
「桐~っ!俺はだからな?バカやないねんで?いつになったら覚えてくれるん」
「うっせぇ、バカにバカつけてわりぃかよ」
「悪いもなんも、せめてバカをアホに変えてくれてもええやんか~!」
と言い合いをしていると
「…くしゅんっ」
可愛い(?)くしゃみが響いた。
これは風邪引くぞ。
つーかまず、服着替えさせねぇとさ
ほら。健全な男子高校生の群れにこいつが(下着が透けてるやつが)いると色々ダメだろ。

