ショートカットを揺らし、ナミがからから笑う。
「別に」
やべぇ。吏那の響きに反応しすぎた。
吏那との関係を詮索されるのは面倒だし、何より誰にも割り込まれたくなかった。
俺に吏那を独占する権利なんてないくせに。
「まさか……付き合ってるわけじゃ……」
「ねぇよ」
「そっか」
あからさまにホッとしたような嬉しそうな声に変わるナミ。
「バレー部の1年に聞いたんだけど、紅月吏那ちゃんって評判最悪みたいだからさ」
調べられてるのかよ。
と、げんなりしたのと同時に聞き過ごせなかったナミの台詞。
「最悪?」
「別に」
やべぇ。吏那の響きに反応しすぎた。
吏那との関係を詮索されるのは面倒だし、何より誰にも割り込まれたくなかった。
俺に吏那を独占する権利なんてないくせに。
「まさか……付き合ってるわけじゃ……」
「ねぇよ」
「そっか」
あからさまにホッとしたような嬉しそうな声に変わるナミ。
「バレー部の1年に聞いたんだけど、紅月吏那ちゃんって評判最悪みたいだからさ」
調べられてるのかよ。
と、げんなりしたのと同時に聞き過ごせなかったナミの台詞。
「最悪?」
