衣食住の何もかもあの女の庇護がなけりゃ成り立たない。


ランドセルを背負っていた時分から俺のノートも鉛筆も体操服も俺を纏う全てが穢れている気がした。


汚れた金で生きてる自分に反吐が出る。


不必要に金を使わないのもバイトしてるのもその為だった。


絶対に俺は自分で金を貯めて、母親から解放されてやる。