眠れる森の彼女

体育の授業を休んでることや、たまに出てしまう睡眠障害で、私はクラスの女子から嫌がらせを受けるようになっていた。


『紅月さんばっかずるくない?』

『何で先生に怒られないの?』

『コネヅキ』


睡眠障害による私の居眠りやサボりは、特進コースで一点でも多く、一つでも上の順位をとりたいと躍起になっているクラスメイトの目に余ったらしい。


登校したら私の机と椅子が廊下に出されていたり、教科書や上履きがなくなったり、お母さんが作ったお弁当をゴミ箱に捨てられたりした。


言い返すことは出来ない。


睡眠障害がばれて奇異な目を向けられるよりはいい。


肉体的ないじめじゃないだけマシだと思おう。


だけどみんなに嫌われてる自分のことを私が一番嫌いだった。