眠れる森の彼女

もちろんこの恋心が叶うなんて思ってない。


私に彼氏なんて夢のまた夢。


いつ眠るかわからない私なんて迷惑と負担をかけてしまう。


そして、嫌われて、めんどくさがられて、ポーンと空き缶のように捨てられてしまうんだ。


一生デートなんて出来ないんだろうな。


でも、お兄ちゃんがいろいろ連れていってくれるからいいや。


でもでも、お兄ちゃんだって、いつか結婚しちゃったら……。


私は睡眠障害のせいで付き纏う孤独と不安と戦っていた。


誰にも必要とされてない。


重荷にしかならない自分。


普通でいいのにな。


普通にもなれない私。