眠れる森の彼女

デートね。


急に言っても吏那は無理だろうが……。


「行きたいです!!」


さっそく美術室で23日のことを話すと、吏那は目を輝かせて即答した。


これには俺も驚いた。


「行きたいです! ぜひ!」

「あぁ。わかった……」

「やったー!」


休日はランチタイムからディナータイムまでフルでシフトに入ってるから、吏那とデートらしいデートなんてしたことはない。


期末テスト明けに一緒に新宿まで膝掛けを買いに行ったくらいだ。