眠れる森の彼女

「そんなもん今すぐにだってやるよ」

「本当ですか!」

「あぁ。その前に探す必要があるけど」


吏那は手を叩いて喜んでいる。


まさか俺がそれをやる日が来るとは。


最初に聞いた時はばかばかしくて何のためだと思ってたけど変わるものだ。


俺を変えたのも、モノクロだった世界に色彩を与えて輝かせたのも、吏那だ。


身を以って知る。


恋の魔力は強大だと。


「それプレゼントになってないからちゃんと考えとけよ」

「えぇー? 私、椎名先輩とこうして一緒に居られるだけで幸せで余り他のことを考える余裕がないです」