眠れる森の彼女

「どうせ今年もミスターは椎名っちだろ。つまんね」

「自分がエントリーされなかったからって万威を僻むなよ」

「オリハランもエントリーされてるもんな。あと身長が10センチ高かったら俺も……」

「身長の問題じゃないと思うよ」

「オリハランその素敵笑顔でさらっと猛毒吐くのやめて!」


俺を飛び越えて、会話を交わす各務と織原。


ミスターでも何でも、俺の知らないところでやられてるから、どうなろうが知ったことじゃねぇ。


副賞の焼肉は魅力的だけど。


「お、うちのクラスじゃん!」


気づけばステージではクラスメイトの女子3人が“ハロウィン喫茶“を壊れたかってほどのハイテンションで紹介していた。