眠れる森の彼女

ここまで眠らなかったことが奇跡だ。


2ー1から始まった模擬店紹介はじゃがバタを売るだの、お化け屋敷だの、イントロクイズ大会を開催だの、ステージ上でアピールを代わる代わる繰り返している。


「お、ナミゾーだ」


各務が呟く。


ってことは5組の紹介か。


ナミともう一人男子がステージでマイクを握っている。


『2年5組は恒例行事となったミスター&ミス桜高の実行委員となりました!』

『今年も実行委員が厳選した桜高の美男美女各20名がエントリーされています!』

『今年の栄冠の行方は誰だ!』

『みなさまの一票が結果を左右します。2年5組まで、ぜひ奮って投票にお越しください』


ナミたちは頭を下げ、舞台袖に消えていた。