5限の授業を終え、北棟から本校舎へとグリーンベルトの渡り廊下を一人で歩く。
空は雨模様で世界を灰色に濁らせている。
急ぎ足で前を歩くクラスメイトたちを抜いていく。
吏那の姿を見たくない。
今、吏那が学校に居ると確認できれば、故意に来なかったと判明してしまう。
結果はあっさりとわかった。
本校舎の廊下で、生徒が行き交う中。
一人ぽつんと歩く吏那の小さな背中を見つけてしまった。
考えるより先に体が動く。
行く手を阻むように点在する生徒の間を走り抜け、
「吏那!」
乱暴に吏那の二の腕を後ろから掴んで引き留めた。
空は雨模様で世界を灰色に濁らせている。
急ぎ足で前を歩くクラスメイトたちを抜いていく。
吏那の姿を見たくない。
今、吏那が学校に居ると確認できれば、故意に来なかったと判明してしまう。
結果はあっさりとわかった。
本校舎の廊下で、生徒が行き交う中。
一人ぽつんと歩く吏那の小さな背中を見つけてしまった。
考えるより先に体が動く。
行く手を阻むように点在する生徒の間を走り抜け、
「吏那!」
乱暴に吏那の二の腕を後ろから掴んで引き留めた。
