タクティスに染まる頃

ねぇ…母さん…
あたし達は,バカだね…。
遠回りしてばっかだったんだ…
直ぐそこにあるものから,離れてしまったんだ…

「母さん…あたし,母さんが大好きだよ」

「うん…」

それだけ言ってから,あたし達は,お互いの肩を濡らした。
温かい温もりを感じながらあたし達は泣き続けた。