「美和~!!!!」

駅前で迷っているあたしを真優が大声で呼んだ。

「遅い!」

「ごめん…」

真優も里子も蘭も,皆そろっていた。

「つか,美和チャン可愛い~♪」

蘭が,ニヤニヤしながらあたしをつつく。

「うっさーい!ほら!行こ!」

からかわれるのには,慣れて無かったから,何か恥ずかしかった。