タクティスに染まる頃

「今までのお礼は,働けるようになってから,しっかり返します!
だから…」

そう下を向いたあたしの頬に,お母さんの細い指が触れた。

「あたしは,美和チャンの決めた事に口出しする権利はないわ」

顔を上げると,お母さんが微笑んでいた。

「あなたと数ヶ月だけど,過ごせて良かったわ…本当にありがとう」