「美和…起きろ!」 「俊…貴?」 目を開けると,顔に傷を沢山付けた俊貴がいた。 「俊貴!」 あたしは飛び起きると,痛々しい俊貴の顔に触れた。 「いっ!ってめーさわんな!痛いだろーが!」 「ごめん…」 パッと手を離す。