切れない鎖


やっとの事で下までたどり着いた。

「今度からは遅れないように気をつけなきゃ」

優輝はそう呟くと自分の部屋に向かうのだった。

部屋にたどり着くと、扉の前に二人の人影が見えた。

「優輝!」

その二人は優輝の姿を確認すると飛びついてきた。

「うわ!シャルンにアナ。どうしたの?」

「どうしたの?じゃねぇだろ馬鹿!」

質問すると、そう返された。

「優輝が昼辺りからいないから、すごく心配してたのよ?最近昼食の時もいなかったし、何かあったのかと思って、私……」

アナは泣き出してしまった。

「俺達、もう少しで先生の所に行く予定だったんだ。何かの事件に巻き込まれたんじゃないかと思って」

「本当に!?ご、ごめん!」

優輝が謝るとシャルンがほっとしたような顔をした。