すると、優輝の足元に猫がいた。
「こんなところにいたのか」
優輝は猫を持ち上げる。
すると、
「ねぇ君、この猫の口の周り見て」
と、少女に猫の顔を向けた。
「むっ!?何か食べたのか?」
猫の口の周りは、沢山の色で毛がぺとぺとになっていた。
「これだな」
優輝はテーブルの上を見た。
そのには、いつからあっただろう、二人分の食事が置いてあった。
しかし、その食事はみるも無惨な状態になっていた。
「こんなに食べて、お腹壊すよ?」
優輝が猫の顔をのぞき込むと、猫は顔をぷいと背けた。
「こら、君、ちゃんと反省してるの?」
尚猫に問う優輝に少女が呆れた様子で言った。
「あのだな君、猫が言葉を返すわけがないだろう。まずは猫の口を洗ってやれ」
「うん、そうだね」
優輝は立ち上がった。
しかし、
「僕が洗うの!?」



