切れない鎖


少女は話し慣れていないのか、途切れ途切れに言葉を発する。

「けど、君は?ずっとここにいるの?」

「聞くな。戻れ」

「ここにいる理由は何?」

「戻れと言っている」

尚問う優輝に少女はあからさまに不機嫌になった。

「だって、こんな所にたった一人で君はいるんだろう?」

すると突然少女は立ち上がった。

それと同時に、カシャリ。という音がする。

そのまま少女はこちらへ近づく。

カシャリ

カシャリ

カシャリ

ベッドで隠れていた少女の全体が見えた。

フリルとレースがふんだんに使われたドレスに美しい金色の長い髪の毛。

小さな歩幅は少し頼り無げだ。

カシャリ

カシャリ

カシャリ

少女は優輝から5m程離れた所に立つと、ふわふわとしたドレスをつまみ、自分の足を見せた。

白く、細い、美しい足についているもの、それは、

「え、鎖……?」

少女の足は、銀色の重そうな鎖に繋がれていた。