切れない鎖


「ちょっと気になるし、登ってみよう」

優輝は塔の重い扉を開いた。

「うわぁ、高いなぁ」

塔は、入るとすぐに階段になっていた。

「何だかぐるぐるしてるし、時間がかかりそうだぞぅ」

カッカッカッカッ

優輝はリズムよく登る。

ぐるぐる ぐるぐる

カッカッカッカッ

ぐるぐる ぐるぐる

カッカッカッカッ

登る、登る。まだまだ登る。

「な、長いっ」

このまま戻ってしまおうかと思ったが、せっかく登った分を降りるのが勿体なかったので、そのまま登る事にした。

そして、

「ここが、頂上?」

塔の頂上らしき場所についた。

「開けても大丈夫かなぁ」

優輝の目の前には銅の重そうな扉がある。

優輝は力を込めて、思い切り開けてみた。

ギィィィ