切れない鎖


優輝が答えるとその子はにっと笑った。

整った顔の整った口が弧を描く。

「俺はシャルンだ。シャルン・ディスク。シャルンでいいから」

「シャルン。僕も優輝でいいよ」

すると隣の席の女の子も声をかけてきた。

「私はアナよ。アナ・ヴィークル。宜しくね」

アナはそう言って笑った。

肌の白い可愛い子だった。

「宜しく。アナ」

優輝もニコリと笑って返した。

そして休み時間。

「日本人は髪が黒いんだな~」

優輝はシャルンに髪の毛をいじくられていた。

「ユルサルの人は皆髪の毛が金色だから、ここに来てから何だか浮いた気分なんだ」

そういうとシャルンは「そうだろうともよ」と笑った。

「でも、素敵よ。優輝」

「ありがとう。アナ」

アナの言葉に優輝微笑んだ。