切れない鎖


「アナ、シャルンとお揃いだからね」

優輝が言うと、アナは満面の笑みで頷いた。

それから優輝が咲を呼び、咲、アナ、ユルサルは、お風呂へと向かった。

「どうだった?日本のお風呂は」

今は夏なので、うちわでお互いを仰ぎながら話す。

「すげぇよかったよ。シャワーは無かったけどな」

シャルンはにかっと笑う。

「それなら良かった」

それからは、たわいもない話をした。

「そういえば、さっきユルサルを、アナと二人きりにしちゃっても大丈夫だったかなぁ?」

そう言うと、シャルンは不思議そうな顔をする。

「あのね、アナがいい子だって事は、僕もよく知ってる。けど、ユルサルは人に慣れてないから……」