切れない鎖


「これが、日本の風呂なのか?」

日本の風呂に、シャルンは大分驚いたようだった。

優輝の家は、丸い形の五右衛門だった。

長方形の形をしたバスタブに見慣れていたシャルンは、どう入っていいのか分からないようだ。

優輝は風呂に円形の木を浮かべる。

「この下で火を燃やして、それで水を熱くするんだ。だから、足が火傷しないようにこれを下に敷くんだよ」

優輝は木の上に乗ってみせた。

「おぉ~!」

シャルンは驚きや楽しさの混じった声をあげる。

そしてシャルンも恐る恐る入ってきた。

「あ、あったかい」

「そりゃあそうさ。お風呂だもの」

優輝はビクビクするシャルンに笑いかける。

「そのうち慣れるよ。慣れたら一人ではいれるようになるよ」