切れない鎖


「美味しい!」

優輝はミラルと共に自室でサンドイッチを頬張っていた。

「でしょう?私の手作りなのよ?」

ミラルは片目を瞑り笑う。

「本当は学食があるんだけど、今日は休校日でね。学食がやってないのよ」

「今日は休校日だったんですか?」

「そうよ。校長先生が勝手に決めちゃったみたいで。転校生や留学生が来るときいつもそうなのよ」

ミラルは溜め息をつく。

「自分で作ったっていう紅茶を振る舞って。私が来たときも飲まされたわ。美味しかったけどね」

ミラルはお茶目に笑った。

「先生は、何年くらいここの先生をしているんですか?」

「今年で三年目よ」

「そうなんですか~」

優輝はサンドイッチを頬張りながら呟く。

「貴方とは半年しか一緒にいられないけど、宜しくね」

ミラルはそう言うと空になったバスケットを持って部屋を出て行った。